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他のリハビリとの違い

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他のリハビリとの違い

まずはじめに

他のリハビリとの違いを述べる前にそもそも脳卒中とはどういう病気で、結果として患う障害がどういうメカニズムのものなのかを簡単にご説明させていただきます。
脳卒中はひとつの病気ではありません。正式には脳血管障害と言い、言葉の通り、脳の血管に何らかの障害が起こることによって発病するいくつかの病気を集めて脳卒中と呼んでいます。
脳の血管に起こる障害は大きく分けて、ふたつのタイプの病気に分れます。ひとつは脳の血管が破れて出血するタイプで、それには脳出血やくも膜下出血があります。もうひとつは脳の血液が流れなくなって起こるタイプで、それには脳梗塞や脳血栓があります。

つまりこれらの脳血管障害が原因で脳内にダメージを負い、それまで使っていた細胞や神経が使えなくなってしまうことにより、手が動かないなどの障害が起こるというわけです。
従って脳卒中を起こすことで患う障害は、動かない身体が悪いのではなく、脳の一部が損傷することで結果的に身体が動かなくなってしまうというメカニズムの障害なのです。

では上記のことを前提に本題に入らさせていただきます。
脳卒中専門リハビリステーションのリハビリが他のリハビリとどう違うのか、実例を上げて解説させていただきます。

S市お住まいの男性(58)
回復期リハビリテーション病棟の場合

少し前に脳出血をやり、現在回復期リハビリテーション病院にてリハビリ中です。担ぎ込まれた救急病院から現在の病院に移るときも、どこも定員の余裕がなく大変だったようです。今の病院に移ってリハビリをするうちに当初よりは幾分かは動きやすくなったと思うのですが、まだ指や足の硬直などが残っています。

医師の話によると治るまで入院して治療ができるわけではないらしく、あと1ヶ月もしないうちにここを退院しないといけません。私もこのまま退院したら一生完治を諦めてこのままで一生を過ごすことになるかもしれないと考えると不安が募り、リハビリを担当してくださっている作業療法士や理学療法士の方に度々質問をしてしまうのですが、質問する度に「ドクターに聞いてください・・・」と言われ、とても不安になります。担当の医師には「杖は手放せないが、介助があれば生活はできる状態に近いので退院して自力でリハビリを続ければ問題ない。今できることはこれ以上はない。」言われました。
自分が置かれている現状がわからないことが不安であるにも関わらず、それすら十分に説明してくれず、遠回しにこれ以上良くなることはないと見限られたような感じで正直生きていく気力のようなものが流れ出たような気持ちです。私は本当に完治できないのでしょうか?

脳PLUS

まず病院の場合、180日以内に退院しなければならないという決まりがあります。
これは医療費の高騰を受けて国が定めた制度なのですが、この制度がある限り治っていなくても180日を1日でも過ぎると退院しなければなりません。
そのため、「回復期リハビリテーションのリハビリは家に帰すことが目的」なのです。
そして退院すると専門的な知識のもとでリハビリを受けられる可能性が低くなってしまうため、事実上リハビリ難民となってしまいます。また、病院では整形も脳外科も内科の患者様も担当するため、セラピストの好みで知識や技術に偏りが出ます。作業療法士や理学療法士といった資格者がリハビリを担当しますが、未熟な者も多く、脳卒中専門の知識があるわけでもありません。

しかし、実際は専門的な知識を持ったセラピストが正しい継続的なリハビリを行うことで、180日を超えた患者様であっても、90%以上の人の改善が認められています。おそらく、これまでのリハビリでまだできることを全てやりきったわけではないと思いますし、諦めてしまうには早すぎると言えると思います。

入院期間とリハビリ時間

◆まとめ
・転院するためリハビリの方針が変わる。
・国の制度により最長で180日で退院しなければいけない
・退院してしまうと病院でのリハビリは不可能。リハビリ難民となる。
・総合病院では作業療法士や理学療法士には知識と技術の偏りがあり、
 全員が脳卒中の知識に精通しているわけではない。
・リハビリ時間の変化 1時間→3時間→10分。
 半年を超えるとリハビリ時間が激減。

I市お住まいの女性(68)
リハビリマッサージの場合

5年前に脳梗塞になり、生活が一変しました。今も左側の手足や指が思うように動かせません。
半年ほど病院でリハビリを受けることができたのですが、状態が良くなることはありませんでした。
インターネットでリハビリマッサージというものがあると知り、少しでも身体を動かせるようになればと思い、現在は週一回リハビリマッサージの先生に来てもらっています。
インターネットでここの先生は柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の資格をお持ちということで、良くしてくれるかもしれないと思い、頼んでみました。もう3ヶ月ほど続けています。
揉んでもらって気持ちはいいのですが、それだけというか、本当に効果があるのかが実感できません。
確かに一時的に身体が軽くなったような気はするのですが、時間が経つとそれも元に戻ります。
リハビリマッサージは本当に効果があるのでしょうか?

脳PLUS

このページの冒頭でも述べましたが脳卒中で患った障害は、脳血管障害が原因で脳内にダメージを負い、それまで使っていた細胞や神経が使えなくなってしまうことにより、手が動かないなどの障害が起こっているのです。従って脳を治さない限り(変えない限り)動かなくなった手足などが動くようになることはありえません。

柔道整復師は、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる急性、亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのけがに対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などの治療を行うことができる専門家です。あん摩マッサージ師は指圧の専門家です。

つまり、いくらマッサージで骨や筋肉をむやみに刺激したところで、脳には何の変化もおきません。脳卒中のリハビリとは無関係と言えます。従って脳卒中などの後遺症を抱えている方々のリハビリができる知識を有していないと考えるのが妥当です。根本的に治療とは異なります。

◆まとめ
・脳卒中で患った障害は脳のダメージが原因。脳にアプローチするリハビリを行わない限り治らない。
・柔道整復師は、原因がわかっている骨折や捻挫などの怪我に対して非観血的療法によって、整復・固定などの治療を行うことができる専門家。
・あん摩マッサージ師は、器具を使わず指圧によりマッサージを行う専門家。
・脳卒中のリハビリの正しい知識を全く持っていないため、根本的に治療とは異なる。

M市お住まいの男性(64)
デイサービスの場合

リハビリのために今まで2件のデイサービスに通いました。1件目は理学療法士の先生がいたのですが半日で15人程度のリハビリを担当していました。私のリハビリは10分程度揉んでもらった後は歩くのがんばってと言われて終わりました。2件目は理学療法士監修と書いてあったのですが、実際には介護士の方がリハビリの指導をしていました。言われるがままにマシーンに乗せられましたが良くなるためだという思いで必死にがんばりました。週一回デイサービスに通いそういうことを続けましたが、行く度に身体はカチカチになるも動かない部分が動くようになる気配もなく正直心が折れそうです。

脳PLUS

介護士の方は正しいリハビリの知識も持ちあわせていないでしょうし、ましてや脳卒中のリハビリはやみくもに身体を動かすリハビリをしたところで効果はありません。
また、理学療法士といっても全ての知識を網羅しているわけではないのです。人によって得意分野や好みがわかれるため、知識や技術に偏りが生じます。
脳卒中のリハビリは、脳卒中リハビリの専門知識がある理学療法士や作業療法士のもと、運動学習理論に沿ったプログラムでリハビリを行わないと脳は学習し直しません。

◆まとめ
・デイサービスなどには多くの場合、リハビリの専門知識を持った理学療法士や作業療法士がいない。
・脳卒中のリハビリは、専門知識を有したセラピストのもとリハビリを行わないと意味がない。

脳卒中専門リハビリステーションの場合

脳卒中専門リハビリステーションは、脳卒中専門のリハビリ機関です。
多くのリハビリサービスは身体機能の維持を目的としていますが、
脳卒中専門リハビリステーションは違います。
脳卒中専門リハビリステーションは、回復を諦めない人のための施設です。

自費診療のため、180日のような期限はありません。
リハビリの時間も1回につき1時間以上とります。
リハビリ専門病院と同じ、またはそれ以上のリハビリが提供されます。

脳が患った障害は脳を治さない限り治りません。
私たちが提供しているこのリハビリは、「脳を変えるリハビリ」です。
脳卒中に特化しているため、知識も技術も一流です。
3ヶ月単位で目標設定と効果判定をしながら、目標達成の手段の選択を行っていきます。

セラピストが勉強に費やす割合

通常の病院のグラフ
脳卒中専門リハビリステーションのグラフ

病院での実務経験を5年以上積んだ作業療法士理学療法士など国家資格取得者が、脳卒中専門のリハビリの勉学と訓練を3年重ね、脳PROセラピストとして運動学習理論に沿ったリハビリプログラムを患者様にマンツーマンで提供しています。病院で180日を過ぎたリハビリ難民の方や、発症から数十年立った方までを対象としています。